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カラー印刷の仕組み

■カラー印刷のしくみ

4色のインク(基準色)を使用しカラーを再現します。
※4色インク:C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)

■4色網点の掛け合わせでカラーを再現

各インキの網点の角度を振り分け、インキ間でのモアレの発生を防ぎます。
※網点振り分け角度の例:C75度、M15度、Y30度、BK45度

■印刷の調子(濃淡)の再現のしくみ

■線数と品質

線数とは1インチ(約25.4mm)に網点が何列並ぶかで決まります。
線数の数字が大きいほど綿密な再現ができます。
雑誌は175線が一般的です。

■モアレ(干渉縞)について

モアレとは、規則的な図形が重なるときに発生する干渉縞です。
一般的に印刷時のモアレは、印刷の網点と写真や図形の柄が干渉し合って発生する場合を指します。
写真画像に、規則的な柄(スーツやネクタイ、ビルの外壁など)が含まれる等で、発生します。
画像のぼかし処理や、配置レイアウトの角度を変える事で緩和しますが、完全な排除は困難です。
また発生のタイミングも、デジタルカメラでの撮影時に画像データに発生しているものから、プリントアウトやモニターでの表示時、印刷時など、発生を予見できない場合もあります。

印刷方式

(1)平版印刷(へいはんいんさつ:オフセット印刷)

表紙本文全般。表紙は枚葉輪転機も使用する。オフセットの名称は、版からゴムに転写(オフ)し、さらに紙に転写(セット)することに由来する。

(2)凸版印刷(とっぱんいんさつ:活版印刷)

週刊コミック誌など、モノクロ印刷に使用される

(3)凹版印刷(おうはんいんさつ:グラビア印刷)

濃淡の再現に優れ、写真ページなどで使用される

(4)孔版印刷(こうはんいんさつ:シルクスクリーン印刷、事務用印刷機など)

表紙にUV印刷(グロス光沢)する場合などに使用される

雑誌に使われる用紙

出版社の編集の方針などで用紙は選ばれます。

  • -コート紙(雑誌、ムック本の本文など)、用紙名ユトリロなど
  • ・コーティングの量や光沢の度合いでミラー・グロス・ダル・マットなどがある
  • -微塗工紙(びとこうし:情報誌本文、雑誌企画ページなど)
  • ・コーティング剤が少ない用紙。軽量・安価
  • -非塗工紙、更紙(ざらがみ:週刊誌モノクロ本文、コミック紙など)
  • ・コーティングされていない紙で更紙。カラー印刷には向かない。高速な印刷が可能。

印刷工程

雑誌の製本

■中綴じ

・折りを開いた状態で重ねて表紙ごと針金を貫通させて綴じる週刊誌などに多い製本方法。
 無線綴じや平綴じと比較し、ページがノドまで開きやすい特徴がある。

■無線綴じ(一般的に平綴じと呼ばれる)

・背の部分に接着剤を塗布し、表紙で包む製本方法

※雑誌に多いアジロ綴じは、背の部分を削り複数箇所の切れ込みに接着剤を塗布するため、通常の無線綴じより強度がある。

■平綴じ

・印刷の折りを重ねて、針金や糸で綴じ、表紙で包む製本方法。見本は針金綴じ。
 リサイクルなど環境に配慮し、雑誌では採用されなくなっている。