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広告原稿管理ガイドライン

雑誌広告原稿の扱い方について、関連する全プレイヤーが把握し運用できる統一ガイドラインを策定致しました。本来あるべき形を明確にすることで、オンライン送稿ほか、今後、新たな規定・ルールを設ける場合にも考え方の基礎となるため、「雑誌広告原稿の管理ガイドライン」を下記のように規定致します。

<原稿の管理>

広告原稿の管理は原則として広告主から委託を受けている広告会社の責任と義務において行い、出版社は広告会社の掲載指示に従って原稿を取り扱う。

<原稿流用(再利用)について>

原稿を再利用する場合、広告会社がその都度送稿を行う。

<掲載後の原稿返却及び破棄>

・オンライン送稿した原稿については、オンラインサーバ内にデータを残さないため、送信後は、素材データが無い状態になるが、各社の管理サーバにおける保存・破棄等については、各社の管理方針に従う。

・記録メディアで送稿した原稿を返却する場合、掲載後、速やかに出版社から広告会社へ返却する。
【返却素材として最低限必要な素材】

「記録メディア」「仕様書」「プリフライトレポート又は簡易出力見本」
※「出力見本」は印刷の関係上、戻せない事があるため

・掲載後の原稿を破棄する場合、出版社と広告会社で破棄方法を明確にし、両者の合意の下、出版社側で処理を行う。

【!】例外事項

定期的な再利用を必要とする原稿等、出版社に管理を委託することが望ましいと出版社・広告会社両者が合意した場合、事前に出版社と広告会社の間で管理の委託に関する約束を個別に取り決める。(利用範囲、利用方法、保存期間、保存期間後の破棄方法等を明示)
※個別対応であるため、各社毎の判断で行う。
※雛型フォーマットあり(各社にてカスタマイズ可)
原稿保管管理依頼書xlsx (13KB)

※本ガイドラインとは異なる運用をする場合は事前にそれを明示し、関係者の了承を得ることとする。

制作元から印刷会社までの送稿フロー

送稿方法は2種類あります(記録メディア送稿とオンライン送稿)

オンライン送稿サービス

当協議会が推奨しているオンライン送稿システムは、デジタルセンド社が開発・管理をしている、Digital Send Webです。

オンライン送稿:Digital Send Web
プリフライト:Digital Send PDF Checker

詳しくは、デジタルセンドのWebサイトを確認ください。

http://www.digital-send.com/

オンラインのメリット

  • 記録メディア送稿よりも校了日の後倒しが可能
  • 制作/製版会社→広告会社→出版社への物理的な輸送時間が短縮され、事前に検証された不備のない原稿が届くため、記録メディア送稿よりも校了日が1~2日後ろ倒しとなり、制作時間の延長が期待できます
  • 原稿の受渡しの手間が省けます
  • 記録メディアの場合には、制作/製版会社が広告会社の担当営業へ持ち込み、担当営業は送稿担当に持ち込み、送稿担当は出版社へ持ち込んでいましたが、オンラインの場合は移動の必要がありません。
  • データ化により原稿管理が容易になります
  • 広告会社および出版社では、記録メディアの際、送稿した原稿内容を確認するため、出力見本等をコピーしていました。オンラインの場合には、すべてシステム上で履歴管理ができるため、出力見本等のモノを残しておく必要がありません。
  • 原稿の返却をする必要がありません
  • 記録メディアで送稿し掲載後、原稿返却をする作業をしていましたが、オンラインではモノを戻す必要がありませんので、返却をする手間もなくなります。

同一原稿同一サイズの考え方

同一内容でかつ同一サイズの原稿(※)であれば、1つのファイルに複数の出稿媒体を指定することが可能です。

制作/製版会社が送稿する際に、記録メディアの場合は出稿誌の数だけ送稿セットを用意する必要がありましたが、オンライン送稿の場合は、1ファイルを送稿するだけで済みます。

 

記録メディア送稿(オフライン送稿の例)